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ゆれる草花
草が揺れている
まるで隣の草と内緒話をしているかのよう

よその草の悪口を
言ってるのかななんて
思ったら
不幸だな
思った者にとって

実際にけなしているんだとしたら
悲しいな
彼ら自身にとって

草が揺れている
値のつく花か
ただの雑草か
わからない

雑草と呼ぶのは
他のおごった草達
だから本当の意味で
雑草なんてないんだよ

雑草と呼ばれてても
めったに咲かないその花は
とてもかわいかったり
その葉の緑がとても綺麗だったり
かならず素敵なところ
あるものさ

見る目のない奴は
哀れだと思ってやればいい
雑草と呼ばれても
誇りを持って生きよ
太陽に向かってのびる
たとえ少しでも
闇に振り向かない
それが本当に美しい植物

雑草だと笑う者の心が
本当の雑草なんだよ
その見えない根っこはきっと
腐れ始めている
そしていつか
茎にまで
花にまで
及ぶだろう

草が揺れている
隣の草は揺れてない
今さっき
何も知らない
無邪気な子供に
踏まれちゃった
ざまあみろと笑ったら
いつかざまあみろと笑われたとき
とってもとっても
痛いだろう
可哀相にと同情したら
それもひょっとすると
幸せ者の遊び
余計なお世話
ただ
ここちよい風が吹いたら
黙ってそっちへまわしてあげよう
雨が降ったら
黙って葉っぱを差し伸べよう

雑草と呼ばれていても
必ず素敵なところ
あるものさ
自分は高価な花だ
あいつは雑草だ
そんな気持ちになったとき
根っこは腐食し始める

なかなか伸びなくても
太陽に向かっている草
それが美しい
太陽に向かって伸びようとしている
それが一番美しい
高嶺の花か
道ばたの草か
僕は知らない
だけどそんなの
どっちだっていいじゃないの
朝の風
もうじき朝がくる
さわやかな風をひきつれて
空は重たい黒から静かな青へと
表情を変える
東の方は空の顔
赤く頬を染めて
小鳥たちの軽快な輪唱に
耳を傾けている

風や小鳥たちが僕に
おはようって言ってるような気がして
みなさんおはようって
つぶやいたら
今日こそはあの人に
おはようって
言えそうな気がした
僕が嫌いなこと
利己的な人って嫌い
例えば疲れているからと言って
バスや電車で席が空いたらさっと座るような
わがままな人って嫌い
例えば友達とハンバーガーショップに行って
みんなが歩調を合わせて「シェイク」だけをオーダーしてるのに
自分だけ「ダブルバーガー」と「コーヒー」を注文するような

気弱な人って嫌い
例えば高校生の不良グループにからまれている人を
助けてあげようと出来ないような

だらしない人って嫌い
例えば面倒だから、上着の下だからって
洗ったシャツにアイロンもかけずに
着て出かけたりするような

だから、僕は自分が嫌いなんだ
でも自分の欠点を嫌いでいたら
いつか変わることが出来る
そう信じたいんだ
言葉の欲望
ふとしたときに、「しゃれた表現」を考える
「思い切り突飛な発想」を書いてみたくなる
人と話していて「ホントに」を連発したりして
短いセンテンスの中に「綺麗」が何回も出てきたり
ホントに僕は言葉を飾るのが好きなようだ
ほら、また「ホントに」って言ってしまった
でも、そんな僕でも本当は飾らない言葉を目指している
元々は、そんなにピュアではないことを
よく理解しているからなのだろう
純粋さや優しさを目指すヤツって
自分がそうではないから憧れるものなのだから
国によって違い
宗教によって違う
もしかすると
人によって違うのかもしれない

裁判所の判事の
多数決で決められ
彼と彼女の愛の形も
ときとして罪となる

もしかすると
どんなに些細でも
人が傷つくことはすべて
罪なのかもしれない

罰することさえも
すでに
罪なのかもしれない
川面を見つめて
晴天の日差しの中
一人 橋の上に 立ちどまる
ふと 見下ろした 川面の眺望は
この前の 大嵐の日には
怒りと 孤独と 悲しみで 一杯だった
今日は 緋鯉も泳ぎ 穏やかで 清らかだ
あの凄惨な嵐が 汚れや よどみを
洗い流してくれた
そして時がたち 川は風情を取り戻した

そのことを忘れずにいたい

嵐の中にいる時には忘れずにいたい
僕の詩集
噂を聞いた
君があいつを好きだって

あいつはサッカー部のキャプテン
僕は文芸部のブチョー
僕はずいぶん落ちこんだ

サッカー部が県大会で決勝に勝ち
文芸部は文化祭で失笑をかった
僕はずいぶん落ちこんだ

女の子たちは知らないけれど
どうか知って欲しい
あいつはかなり下品なんだ

コミケで一部も売れなかったけれど
どうか読んで欲しい
君への想いのこの詩集
春だというのに
庭でホトトギスが鳴いています
もう春なんです
春だというのに
僕は何をしているのでしょう
僕だけまだ冬のままで
いつになったら
僕の心の雪は溶けるのでしょう
いつになったら
僕にも春は来るのでしょう
そして僕の本心は
波瀾万丈の春よりも
平穏無事の冬を望むのでしょう
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